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薬剤師の給料【都道府県別】所定内は高知県45.6万円・秋田県31.5万円|病院と薬局の差、ベースアップ3.2%の目安(編集部試算)

薬剤師の給料は、都道府県や職場の種類でどれくらい違うのか。令和7年賃金構造基本統計調査の薬剤師の所定内給与額は全国369,700円で、最も高いのは高知県の456,100円、最も低いのは秋田県の314,900円でした。ベースアップ評価料の2026年度の目標3.2%を当てはめると、月10,077〜14,595円です(編集部試算・2026年10月3日確認)。

ただし、薬剤師は都道府県によって調査の対象者が少なく、年ごとの振れが大きい点に注意が必要です(推計の労働者数が数百人の県があります)。また、薬局で働く薬剤師は40歳未満だけがベースアップ評価料の対象で、病院・診療所の薬剤師には年齢の制限がありません。

薬剤師の給料を都道府県別に。令和7年賃金構造基本統計調査の薬剤師の所定内給与額は、全国369,700円、最も高い高知県456,100円、最も低い秋田県314,900円。ベースアップ評価料の目標3.2%を当てはめると月10,077円から14,595円(編集部試算)
全国
所定内給与額369,700円(3.2%なら月11,830円)
最も高い
高知県456,100円(推計の労働者数720人)
最も低い
秋田県314,900円(推計の労働者数460人)
職場別
平均給料(賞与を除く)は一般病院4,654,030円、保険薬局(法人)4,251,250円(医療経済実態調査)
確認日
2026年10月3日

薬局の40歳未満のルールは薬剤師のベースアップは40歳未満だけ?、薬局の対象者は調剤ベースアップ評価料の対象者は?で扱っています。

薬剤師の給料(47都道府県)

都道府県所定内給与額きまって支給する現金給与額年間賞与年収の目安3.2%の目安(月)推計の労働者数
全国369,700円398,700円883,500円5,667,900円11,830円94,850人
北海道346,600円370,800円1,274,400円5,724,000円11,091円2,360人
青森県343,500円379,400円711,400円5,264,200円10,992円700人
岩手県408,200円416,400円562,600円5,559,400円13,062円250人
宮城県416,300円444,200円1,193,600円6,524,000円13,322円3,150人
秋田県314,900円331,500円671,200円4,649,200円10,077円460人
山形県352,600円403,300円821,000円5,660,600円11,283円210人
福島県367,600円403,500円893,700円5,735,700円11,763円1,320人
茨城県403,400円434,600円1,208,700円6,423,900円12,909円2,500人
栃木県391,500円416,700円1,219,100円6,219,500円12,528円1,930人
群馬県367,900円409,300円1,002,900円5,914,500円11,773円1,070人
埼玉県406,300円427,200円600,600円5,727,000円13,002円5,040人
千葉県405,900円430,800円979,500円6,149,100円12,989円5,980人
東京都354,900円382,000円803,800円5,387,800円11,357円10,300人
神奈川県326,800円358,700円835,500円5,139,900円10,458円12,980人
新潟県428,700円446,100円1,063,300円6,416,500円13,718円1,240人
富山県389,800円434,100円1,159,600円6,368,800円12,474円320人
石川県362,400円409,700円1,194,100円6,110,500円11,597円930人
福井県361,800円396,300円1,068,000円5,823,600円11,578円320人
山梨県361,400円389,500円841,800円5,515,800円11,565円490人
長野県410,600円441,100円888,400円6,181,600円13,139円1,410人
岐阜県357,000円397,700円1,303,500円6,075,900円11,424円630人
静岡県408,900円423,400円908,400円5,989,200円13,085円2,610人
愛知県364,300円403,700円839,800円5,684,200円11,658円3,860人
三重県398,000円431,000円935,800円6,107,800円12,736円790人
滋賀県387,800円425,500円1,147,000円6,253,000円12,410円1,070人
京都府380,000円422,500円797,400円5,867,400円12,160円1,660人
大阪府337,300円371,500円869,100円5,327,100円10,794円8,230人
兵庫県345,600円353,700円770,900円5,015,300円11,059円3,160人
奈良県385,700円405,400円752,300円5,617,100円12,342円1,070人
和歌山県397,600円443,700円971,400円6,295,800円12,723円600人
鳥取県345,300円371,500円978,100円5,436,100円11,050円270人
島根県356,100円394,900円1,074,700円5,813,500円11,395円160人
岡山県383,800円429,300円1,400,300円6,551,900円12,282円860人
広島県328,000円363,300円1,051,400円5,411,000円10,496円1,880人
山口県323,600円379,600円1,122,500円5,677,700円10,355円400人
徳島県345,700円371,300円892,900円5,348,500円11,062円960人
香川県332,000円372,000円853,400円5,317,400円10,624円380人
愛媛県398,500円434,900円1,026,300円6,245,100円12,752円1,160人
高知県456,100円488,500円1,039,500円6,901,500円14,595円720人
福岡県398,500円422,100円588,600円5,653,800円12,752円4,040人
佐賀県358,000円422,800円968,000円6,041,600円11,456円710人
長崎県353,200円402,800円872,300円5,705,900円11,302円610人
熊本県392,900円402,000円658,800円5,482,800円12,573円1,620人
大分県436,000円444,900円830,600円6,169,400円13,952円960人
宮崎県410,500円438,500円736,900円5,998,900円13,136円620人
鹿児島県328,700円364,200円686,700円5,057,100円10,518円1,320人
沖縄県402,100円425,300円494,400円5,598,000円12,867円1,550人
政府統計の総合窓口(e-Stat)令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 都道府県別第3表(職種〈特掲〉・薬剤師・産業計・企業規模10人以上・男女計)より編集部作成(2026年10月3日確認)。年収の目安=きまって支給する現金給与額×12+年間賞与(賞与は原則として前の年1年間の分なので、年がずれる)。3.2%の目安=所定内給与額×3.2%の編集部試算(1円未満を四捨五入)。推計の労働者数は表の「十人」単位の数を10倍したもの。※スマートフォンでは横にスクロールできます
  • 所定内給与額——6月分として支払われた給与(きまって支給する現金給与額)から、時間外勤務手当・深夜勤務手当・休日出勤手当・宿日直手当・交替手当を差し引いた額で、税などを引く前の額です
  • きまって支給する現金給与額——所定内給与額に、上の時間外勤務手当などの超過労働給与額を加えたものです
  • 推計の労働者数が少ない県(島根県(160人)・山形県(210人)・岩手県(250人)・鳥取県(270人))は、少数の回答で平均が動きます。順位は目安として見てください

病院・診療所・薬局でどう違う?(医療経済実態調査)

職場の種類別の給料は、中央社会保険医療協議会の医療経済実態調査に出ています。常勤の薬剤師1人あたりの前年(度)の平均です。

職場平均給料年(度)額賞与合計3.2%の目安(月)
一般病院(全体)4,654,030円1,157,216円5,811,246円12,411円
一般病院(医療法人)4,552,526円843,435円5,395,961円12,140円
一般病院(国立)4,772,434円1,255,682円6,028,116円12,726円
一般病院(公立)4,780,178円1,486,630円6,266,808円12,747円
一般診療所(医療法人)6,370,396円240,393円6,610,790円16,988円
一般診療所(個人)5,419,729円711,794円6,131,524円14,453円
保険薬局(法人)4,251,250円551,747円4,802,997円11,337円
保険薬局(個人)3,732,826円279,013円4,011,839円9,954円
(参考)保険薬局(法人)の管理薬剤師6,449,281円812,507円7,261,788円対象外
中央社会保険医療協議会「第25回医療経済実態調査(医療機関等調査)報告(令和7年11月26日公表)の概要」の職種別常勤職員1人平均給料年(度)額等(前年(度)の値・単位は円)より編集部作成(2026年10月3日確認)。3.2%の目安=平均給料年(度)額÷12×3.2%の編集部試算。保険薬局の薬剤師は40歳未満だけが対象で、管理薬剤師は対象外です。※スマートフォンでは横にスクロールできます

賞与を含む合計では、一般病院(全体)が5,811,246円、保険薬局(法人)の薬剤師が4,802,997円でした。保険薬局(法人)の管理薬剤師は7,261,788円ですが、管理薬剤師は調剤ベースアップ評価料の対象になりません。

ベースアップのルールは職場で違う

職場評価料薬剤師の対象
病院入院ベースアップ評価料など年齢の制限なし(経営者・役員などは除く)
診療所外来・在宅ベースアップ評価料年齢の制限なし(経営者・役員などは除く)
保険薬局調剤ベースアップ評価料(処方箋の受付1回につき4点)40歳未満だけ。管理薬剤師は対象外
施設基準の通知・疑義解釈資料から編集部作成(2026年10月3日確認)。※スマートフォンでは横にスクロールできます

国の資料は、2026年度から「事務職員、40歳未満の医師・歯科医師・薬局薬剤師も対象とする。(経営者、役員等は除く。)」としています。40歳の判定は「賃金の支払いの対象となった月の初日時点で、40歳未満であれば対象職員として扱う」とされています(疑義解釈資料その3 問5)。

改定の効果が統計に出るのはいつ?

賃金構造基本統計調査について、厚生労働省は「毎年6月分の賃金等について7月に調査を実施しています。」としています。2026年6月からの改定後の給与が入るのは令和8年(2026年)の調査で、令和8年の結果の公表日はまだ示されていません(令和7年の結果は2026年3月24日に公表)。

自分の職場で確かめること

  • 届け出ているか——全国8つの地方厚生局の名簿を編集部で数えたところ、保険薬局の77.2%が調剤ベースアップ評価料を届け出ていました(都道府県ごとの割合)。病院・診療所の割合はベースアップ評価料の届出は診療所68.6%・病院96.4%にまとめています
  • 自分は対象か——薬局なら年齢(40歳未満か)と、管理薬剤師かどうか
  • 説明を求める——施設基準の通知は、対象職員から照会を受けた場合に「書面を用いて説明すること等により分かりやすく回答すること。」を職場に求めています

よくある質問

薬剤師の給料が高い県・低い県は?
令和7年賃金構造基本統計調査の所定内給与額では、最も高いのは高知県(456,100円)、大分県(436,000円)、新潟県(428,700円)、最も低いのは秋田県(314,900円)、山口県(323,600円)、神奈川県(326,800円)でした。都道府県によって調査の対象者が少なく、年ごとの振れが大きい点に注意してください(2026年10月3日確認)。
薬剤師の平均年収は?
統計に「年収」の項目はありません。きまって支給する現金給与額(月398,700円)×12+年間賞与(883,500円)で計算すると、全国で5,667,900円です(編集部試算。賞与は前の年の分)。
病院と薬局ではどちらの給料が高いですか?
医療経済実態調査の常勤の薬剤師1人あたりの平均給料年(度)額は、一般病院(全体)4,654,030円、保険薬局(法人)4,251,250円で、賞与を含めると一般病院5,811,246円、保険薬局(法人)4,802,997円でした(前年(度)の値)。
ベースアップで薬剤師の給料はいくら上がりますか?
目標3.2%を所定内給与額に当てはめると、全国で月11,830円です(編集部試算)。職場全体の目標なので一人ひとりの額は保証されておらず、薬局では40歳未満の薬剤師だけが対象です。

出典

本記事の数字は、上記の統計と調査を確認日時点で書き写したものです。年収の目安と月の目安は統計の平均を使った編集部試算で、実際の給与は勤務先・経験・勤務形態ごとに異なります。都道府県別の数字は調査の対象者が少ない県で振れが大きくなります。当編集部は、記事で取り上げる医療機関・薬局・求人サービス各社の関係者ではありません。

更新履歴

  • 2026年10月3日:公開